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今回は左のイラストを制作します。

下絵作成(Photoshop)
 ↓
イラスト制作(Illustrator)
 ↓
仕上げ(Photoshop)

といった制作工程を簡単に解説しながら進めていきます。



■第1回 【下絵を描こう!】
まずはスケッチです。細かい所は気にせず気楽にね。


今回はF・Fの横顔をモチーフにします。
まず、Photoshopで下絵を描きます。キャンバスのサイズは、大きめに設定し50%に縮小表示して使います。



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新規レイヤーにブラシサイズ1〜5pxのブラシか鉛筆ツールでラフ描き込みます。

ガシッ!ガシッ!と消しゴムなど使わずひたすら描く!

なるべく直線で描くのが形を捉えるポイント。


ある程度形が取れたら新規レイヤーで線を整理。
大体形が取れたら、一度構図を考え直します。


頭部全体を描くことに決めました。
キャンバスのサイズを拡大して描き足します。



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あくまで下絵なのでラフに行きましょう。形を捉えることを意識して。ガシッ!ガシッ!

曲線は直線の集合です。あと、当たり前ですけど骨格を意識しましょう。どういう形で構成されているのか。F・Fの場合髪の骨格が(ぇ


大体形が取れたら線のレイヤーを一つにまとめます。
線画レイヤーと背景レイヤー(白塗りつぶし)にまとめたら次は色塗りに入ります。




■第2回 【下絵に色を塗ろう!】
ここで大体の色を考えておくと、後々楽なんです。


線画レイヤーと背景レイヤーの間に新規レイヤーを作り、
そこにブラシツールで色を塗っていきます。



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塗り始める前に、使う色を決めます。コミックスやイメージを参考に選びましょう。テーマカラーを決めておくと楽です。
今回は髪の毛と肌の色を、3段階ほどの明暗を付けて用意します。


使う色を決めたら大きい面から塗っていきます。細部は後回し。グラデーションが欲しいときはブラシの描画モードをスクリーンまたは乗算にして重ね塗ります。


使った色はパレットのように画像の隅に置いておきましょう。トレースの際にそから色を拾えて便利です。使いそうな色を混ぜて簡単なグラデーションを作っておくとベスト。


ざっくり色を塗ったら、一度全体のバランスを見直します。
これで良ければ保存して下絵作業終了!



■第3回 【下絵をトレースしよう!】
Illustratorでの作業に移ります。


まずは下絵を配置します。Illustratorで新規ファイルを開き、メニューからファイル>配置を選択し下絵ファイルを配置します。このとき、「リンク」」のチェックをオンにしておくこと。


次に下絵をテンプレートにします。配置した画像を作業がしやすいように画面中央へ移動させましょう。移動させたらレイヤーウインドウのレイヤーをダブルクリック。レイヤーオプションの「テンプレート」と「配置画像の表示濃度」をチェック。以後、下絵の濃度を変えたいときは「配置画像の表示濃度」を変更してください。


下絵の配置はこれにて完了。新規レイヤーを作り、トレースを開始します。



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ペンツールで大きなパーツから形をトレースします。
ここでは大きく「髪の毛」「顔」「首」の3つのパートに分け、新規レイヤーに分配しました。
ラフな下絵の中から一番スマートな線を考えながらトレースするのです。


ペンツールやナイフツールを使ってパーツの明暗を区切り、下絵の段階で決めていた色を配色します。
Shiftキーを押しながらスポイトツールを使うことで下絵から色を拾えます。



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ペンツールを使う場合はパスファインダの分割を使います。Altを押しながら使いましょう。
ナイフツールは簡単ですが、エッジや曲線がヘボくならないように注意するべし。
作例では3Dのトゥーンシェードっぽく作りたかったので、独特な線の引き方になっております。




■第4回 【細部を仕上げよう!】
細かな部分のディティールアップについて。


線はイラストの命!直線・曲線・筆圧の生み出す視覚のマジック!(適当)
ちょこっと手を加えて、線に表情を与えましょう。



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普通に線の設定をすると幅が均一な線になります。(左画像参照)
まずは部分ごとに線の太さを変えてみましょう。

線の角に注目。エッジが尖らない?エッジを調整するには線種オプションの角の比率を増やしてみてください。また、先端や角の形状を調整すると、違った線が引けます。


更に線にニュアンスを与えるには、ブラシツールを使います。まず、効果を与えたいパスをコピペして線だけのパスにしておきます。


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ブラシライブラリ>アーティスティックから「先端-鋭角」を選び適用。
太さを調整したら、オブジェクト>分割・拡張。これでアートブラシがパスに変換されます。あとは細部を調整。
作例では先端の両端を鋭角にしたオリジナルブラシを使っています。ブラシを工夫すればおもしろい線を作れますよ。



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完成したところでこんな具合のパスになりました。
ジョジョっぽく仕上げるには線の強弱が大切です。細い所と太いところを必ず作りましょう。
作例はジョジョというより、オリジナルの画風ですが、線を強調することでさりげなくジョジョテイストを追加することができます。




■第5回 【レイアウトを工夫しよう!】
完成したイラストを素材としてレイアウトします。


最後にPhotoshopで全体をレイアウトします。注意することは、ただレイヤーを重ねるだけではなくて、自分のイメージを作るためになるべくシンプルに構成しましょう。

llustratord???


レイヤー1

ゴゴゴでお馴染みの
このアイコンを敷き詰めています。「JOJO」の文字と交互に市松模様を描きました。

レイヤー2

をさりげなくアピールするためのグラデーション。乗算100%。


レイヤー3

イラストはトリミングしました。F・Fの頭は切り落とす、これ基本(誤)。
トリミングすると印象がガラリと変わるので楽しいですよ。

レイヤー4

イラストの上にもを乗せました。乗算100%。

完成品

最後に右下にロゴを入れて完成です。


こんな感じでここのイラストは作られています。
気に入ったら皆さんももトライしてみてくださいな。
少しでも参考になればよかです。


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